事務職の中でも、営業事務は求人数が多いですよね。
- 営業事務の仕事内容が知りたい!
- 営業事務はきついって本当?
こんな疑問を記事にしました。
結論:営業事務の仕事内容は、受発注、見積、電話応対、来客対応などさまざまです。
絶えず仕事がやってくるので忙しく、きついと感じる人も多いですね。
新卒で入社してから子供ができるまで営業事務として働いてきた私が、営業事務の仕事内容について解説します。
営業事務の仕事内容はどんなもの?
営業事務と言っても仕事内容は会社によって異なります。
ここでは、私が勤めていた中小企業での仕事内容をご紹介します。
もちろんこちらで紹介した以外の仕事もありますので、一例としてご覧ください。
①商品の受注・発注
営業事務の仕事内容のメインが商品の受注・発注業務です。
FAXやメール、電話で取引先から依頼が来ます。
取引先や仕入先と納期の相談をすることも多いですね。
受注業務
取引先から注文がきた商品の発送手続きを行います。
在庫があれば在庫を使用し、在庫がなければ仕入先から発注して商品を手に入れ、取引先に発送します。
発注業務
受注業務で在庫が切れているもの、在庫を持っていないものを仕入先から購入する業務です。
仕入先から購入した商品は在庫として保管するほか、すでに注文が来ている場合は仕入先からそのまま取引先に発送してもらうこともありますね。
②見積業務
受注・発注業務の次に多いのが見積業務です。
取引先から商品の金額や納期を知りたいという問い合わせが来ると、見積対応をします。
在庫があり、すぐに見積ができますが、在庫がなければ仕入先に見積依頼をします。
③電話応対
事務職と言えば電話応対も仕事のひとつと考える方も多いのではないでしょうか。
私のいた会社では、基本的に営業事務が電話応対をしていました。
営業事務がどうしても手が離せないときのみ、営業も電話を取るといったシステムでしたね。
電話の内容は主に下記になります。
- 注文や見積依頼
- 注文した商品の納期確認
- 商品の使い方などの質問
- 新規案件の相談
- クレーム
①注文や見積依頼
最近はFAXやメールで注文が来ることもありますが、電話での注文も多いです。
電話で注文が来るときは急ぎのことが多いので、順調に仕事ができていると思ったのに予定が狂うなんてこともしばしば。
②注文した商品の納期確認
注文した商品がいつ届くのか取引先からの確認の電話です。
既にこちらが納期連絡をしていても、もっと早く納品してほしいと言われることもあります。
③商品の使い方などの質問
取引先が購入を検討している商品はどのように使うのかや、うまく使えないときに質問の電話が来ます。
また、商品のメンテナンス方法を知りたいので取扱説明書が欲しいという依頼もありますね。
④新規案件の相談
新規案件の相談は、営業あての電話なので営業事務は取り次ぐだけですね。
営業が不在のときは簡単に用件を聞いて、営業が帰ってきたら伝えることもあります。
⑤クレーム
クレームの電話もそこそこの数があります。
クレームの内容としては
- 納期がかかりすぎている
- 営業や営業事務の対応が悪い・遅い
- 商品が違う
というものが多いですね。
④来客対応
来客対応も事務職の仕事というイメージが強いのではないでしょうか。
取引先や仕入先など来客があった場合、お客様を部屋まで案内して、お茶を出すという内容ですね。
会社によって出すものが違う
私がいた会社では、冬はインスタントコーヒーや急須で入れたお茶、夏は2リットルペットボトルのコーヒーやお茶をグラスに注いで出していました。
ですが会社によってはペットボトルのまま飲み物を出すところもありますね。
時間が長ければおかわりを出す
来客があってから1時間ほど経っても話が続いているようなら、おかわりの飲み物を出します。
営業事務は受注などの仕事をこなしながら、来客がどのくらいいるのか時間を気にしなければいけないんですね。
片付けもする
お客様が帰ったあとの片付けも営業事務の仕事です。
営業によっては飲み終わったグラスを給湯室まで下げてくれますが、部屋に残ったままということもあるので地味に手間な仕事です。
営業事務はきつい?
営業事務に興味がある人は、営業事務の仕事がきついのではと心配している方も多いのではないでしょうか。
実際に、営業事務はなかなかハードな仕事です。
- 仕事が多い
- 残業が多い
- 営業と仲が悪い
おもにこのような理由からきついと言われていますね。
①仕事が多い
先に挙げたような仕事内容ですので、営業事務はやることが多いです。
私のいた会社では、営業は基本的に外出して営業活動をするもので、そのほかの仕事は営業事務がするものという方針になっていました。
そのため、余程複雑な案件ではない限り、ほぼすべての注文や見積を営業事務がしていたんですね。
仕事に追われて、暇な時間があるほうが珍しいといった感じでした。
②残業が多い
営業事務は仕事が多いため、残業も多くなってしまいがちです。
受注業務などを順調にこなしていても、急なトラブルなどで遅くなることもありますね。
営業事務同士で助け合ったり、帰ってきた営業に手伝ってもらったりしてなんとか溜まった仕事を減らして帰れるようにしています。
③営業と仲が悪い
営業事務は営業のアシスタント的役割ですよね。
そのため取引先に商品を売る値段などは営業が決めますので、何かと営業と相談が必要になってきます。
なので、営業と仲が悪いと仕事がスムーズに進まないんですね。
営業と話がうまくできないので、仕事が溜まっていきしんどくなるということがあります。
まとめ
営業事務の仕事内容をまとめました。
- 営業事務の仕事は受注・発注・見積など取引先や仕入先とのやり取り
- 来客対応もある
- 仕事が多いので残業もあり、きついと感じる人が多い
営業事務の仕事のきつさは会社によって本当にさまざまです。
私のいた会社は厳しいほうで、「わからない」と営業に仕事を渡すことができない状況でした。
ですが仕入先などの他の会社の営業事務は、わからないことがあるとすぐに営業に対応が変わることもあり、何度羨ましいと思ったか数え切れません。
入社する前に営業事務の負担がどの程度か見極めるのは難しいと思います。
ですが私の感覚だと、
- 営業事務を頼りにしている
- 営業事務が会社の顔
と言っている会社はだいたい営業事務の仕事量が多いですね。
これから就職先を探そうという方は、その会社が営業事務をどのようにアピールしているか気にしてみるといいかもしれません。
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